買うのは簡単。
どこを出口にするのか、がいつも一番悩ましいです。
特に、今回のような上昇局面では含み益も膨らみ、
配当目的と思って購入した銘柄も
利益確定させたくなります。
また、配当目的は長期保有が前提、その間に大きく値上がりする可能性も持っているはず。
どうして迷ってしまうのか、
今の自分の資産形成計画上、どちらがよいのか考えてみました。
元々短期で、値上がりしたら売るつもりで購入する銘柄は、悩まず潔く「売却益を得る」という出口を選ぶことができます。
でも、高配当を意識して購入した銘柄は方針がブレブレに。
ここ1ヶ月も高配当を理由に選定、購入した銘柄2つを売却しました。
一つは日産自動車。
もうは一つは、日本軽金属ホールディングスです。
前者は、無資格検査問題で急落が始まった時点で、株価が数分の1になったらどうしようと慌てて売却しました。
100株保有で損失は2千円強。
本来、高配当を理由に購入したものだったれど、業績が悪化すれば配当も減額になるかもという心配もありました。
しかし、株価への影響は限定的。
むしろ、配当目的であれば、値下がりした今と買い増ししてもよかったかもしれません。
また、値下がり幅が限定的であってことを考えると今からでも買い戻してもいいはず。
2つめの、日本軽金属ホールディングスは、
10月末の決算発表で、株価右肩上がりもひと段落、10日移動平均線も下回り、値上がり余地なしと判断して400株すべて売りました。
現在、決算発表で急落したあたりの株価を維持しています。これは、せっかく最低売買価格が低いので、一気に売らず、半分だけ確定させればよかった。
配当目的と思って購入した株も、株価の上下で動揺し、
ある時は値下がり不安により、
ある時は利益確定したくなり、
売却してしまう。
配当は2〜3%、
どんどん新規資金投入できない現状の中で、配当だけじゃ時間がかかり過ぎること。
そして、何より2008年のリーマンショックで大幅に資金を減らしたい経験から、
含み益がふくらんでも不安であること。
これが、私の心理状態の背景にあるのだと思います。
投資は忍耐力、などと言いますが、
心理的に耐えられる、無理のないポートフォリオ、
出口戦略まで考えた投資、
が必要で投資ルールも再検討が必要と感じています。